「世間知らず」って、よくない?

いつかの居酒屋の席、近くで同世代らしき方が、若干、若く見える同僚なのか、部下なのかみたいな人を捕まえて、「世間知らず」らしきことを言っていて、「世間知らず、いいじゃん!」と思ったことを書こうと思う。

「あなたって【世間知らず】ね!」と、もちろん、批判的な言葉であるけれど、こう言われるって、一つの価値から言えば、結構、「いいね」と思うんだよね。

【世間知らず】の定義は、「経験が浅く、世の中の事情にうといこと」であり、ここまで生きてくれば、いろいろな経験はしてきたわけで浅くはない。さらに、世の中の事情というけれど、価値観が多様化する中で「世の中の事情」なんてあるのって感じで、世間知らずって言われることは、「とっても自由に自分らしく生きているように見える」というでは?

「世間知らず」と言いながら、あなたも「世間知らず」になりたいのでは?
ジェラシ~、羨ましいの?なんてね。


さらに、「【世間知らず】がいい」と思える、所謂、根拠に、対義語がある。
【世間知らず】の対義語は?
「世渡り上手」、もしくは、「苦労人」

前者、「あなたは世渡り上手ね」と言われてうれしいですか?結局、大事なものを一杯失う人だと思うけどね。
これも人それぞれの価値観で、一杯、お金を儲けたり、それなりの社会的な地位に就いたりとそれはそれでよいのかも……ね。僕は言われたくないけど、「世渡り上手」は、若干、よさも感じる。

 

後者、「苦労人」については、しなくていい苦労ならしなくていいと思うし、今、与えられている自分なりの課題等で十分。もはや、「あなたって、苦労人ね」と言われて何のメリットがあるのかと?そんなに苦労したいの?苦労することがそんなにいいの?
苦労自体、あなたが要因だったりして?

 

以前に、引用した「雨に負けず」の「でくのぼう」に憧れる私ですから、「世間知らず」大歓迎の巻でした。

ではでは、今日はこの辺で
追記:これも人それぞれの価値観ですからね~コメント、お待ちしています。