しなやかに歌って

「しなやか」こそ、これは形容動詞だね。(笑)しなやかな人、しなやかな生き方、うん、とってもいい感じです。
40数年前、山口百恵さんの歌う「しなやかに歌って」という曲があって、子供ながらに好きだった。

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さてさて、30代後半、バリバリしてガツガツしていた頃、噛み合った議論をすることをものすご~く大切にしてた頃。議論が噛み合わない相手がいると、イライラして、「あなたは無能」みたいなことを平気で思っていた。振り返ると、「そんな時代もあったね」くらいで、ちょっぴり恥ずかしい。議論をしたお相手の中には、意図的に噛み合わないように、悪く言えば、上手にはぐらかしたお相手もいたのではと思うとね。
議論の内容の重要度にかかわらず、いつでもなんでも、噛み合う議論を求めていた自分が何とも品なく愚かに感じる。
どうでもいいようなこと、言っても変わらないことに、エネルギーを費やすことはない。

「しなやか」がいい。「しなやか」とは、柔軟性がある状態を指して使われる言葉です。 弾力があってよくしなるという意味や、動きがなめらかでやわらかいという意味、態度が上品で洗練されているという意味もあります。

 

現状から、有益か無益かを見極め、「無益」と思っても、それを露骨に口にして、ことを荒立てることなく、相手が熱ければ熱いほど冷静に意図的に、時にはユーモアを交えながらかわす。当然、相手には、最初から相手にしていないことを悟られず、言いたいことを全部言わせて、すっきりさせてあげる。それで、時間を見ながら、「まあまあ、そんなものでしょう」とさりげなく、とりあえずのまとめをする。相手は、「多少、物足りないが言いたいことも言ったし、ま~いいか」みたいな、消極的ながらも理解、納得と。

こんな感じです。

もちろん、勝つ必要のある議論は、しなやかにかわしながらも、最後は「かぶり」とやりますよ。

 

今日もこの辺で~ではでは!