生かされること 生きること 6(自分史)
6 命②~潰瘍性大腸炎 1
大学4年の時、教員採用にも合格していて、あとは、前年度に落とした社会科教育の単位させ通れば、無事、卒業という年の1月。
腹痛、下痢、出血という状況になった。
そんなにひどい状況ではなかったものの、友人に付き合ってもらって、市内の胃腸内科へ。
診断は簡単に付いて、「潰瘍性大腸炎」。即、大学病院への入院が決まった。
卒業式の直前まで、潰瘍性大腸炎の病状を確かめるために入院した。
退院の頃には、痛みも下痢等も止まり、所謂、寛解状況で、就職。道東の町へと向かった。
これが昭和63年のこと。
社会科教育の単位は、どうにかこうにか合格。
どうにかこうにかとは、テストが終わった瞬間、全くできなかったので、教授の下へ。
「入院します。採用試験は通っています……」と話したら、「この本『指示の明確化で授業が楽しくなる』を読んでレポート書くこと」と課題をいただいた。入院前に提出。
掲示板に、合格者の発表。僕の学生番号に教授からのコメントがついていて、「対応に誠意を感じた」と。