生かされること 生きること 7(自分史)
7 命④~潰瘍性大腸炎 3
入院してすぐ、絶食となった。鎖骨の辺りから、管を入れて、24時間の点滴。
どんな薬を使っていたか、あまり覚えていないけど、ステロイドを点滴で流しながら、治療してたように思う。
カメラの前も、その頃は、マゴコロ―ルがなくて、ラキソベロンだったかな?下剤を使っていて、なかなか大腸がきれいならず、結局、浣腸をかけたりしながら、やっていた。
なかなか炎症が収まらず、出血もひどかったから、数度にわたって輸血をした記憶もある。
内服で、名前は忘れてしまったなあ~。オレンジ色の大きな玉の錠剤を飲んでいたように思う。サラゾピリン?っていったかな~。
12月の入院だったから、お正月に帰ることもできず、病院で年越しだった。
救いは、すでにお付き合いをしていて、その後、妻となる方がその病棟の看護師、その頃は看護婦だったこと。
4月に結婚することになっていて、結婚式の日取りも決まっていた。
学生時から、彼女の勤める病棟に入院していたということ。
病棟の方々も、新婦の職場の方々として、当然、結婚式にご紹介していて、ドクターも結婚式に間に合うようにと一生懸命に手を尽くしてくれた。
彼女も、結婚式間際まで、入院していた潰瘍性大腸炎患者と結婚してくれたのだから、ありがたいというか、感謝というか、「愛」というか……。
その後、寛解し、3月の中旬に退院した。