不登校を考える 2 学校復帰については解決志向で

学校復帰を目指すことを考えてみる。もちろん、何がなんでも学校復帰させる必要があるとは思っていない。前回も述べたように学校に来ない人生もありだ。
その上で、敢えて、学校復帰について考える。正解などあるわけはない。結論もなく、今、思う事をとりとめもなく書く。書いている中で、何かヒントに辿り着けばと幸いだ。

不登校生徒の保護者と生徒指導担当教諭の面談に同席した。
生徒指導担当は、「学校に来れない理由は何か、言っていますか?」と尋ねた。

理由を質問することはあまり意味がないと僕は思っている。

というもの……

友人とのトラブルなど、学校に来れない理由が明確で学校内のことであれば手立てを講じることができるだろう。しかし、全てがそのようなケースでない。

例えば、何だか分からないけど足が向かないとか、理由が家庭内の問題など学校の限界を超えているような場合は、その理由の解決は難しい。解決されないから、学校復帰には繋がらない。

教育研究所に勤務して学んだのが、「解決志向アプローチ」

 

理由を尋ねるのではなく、

「登校できる日はどんな日か」

「どのようにすれば登校できるか」
と、登校するための手立てについて、保護者と共に考えることがいい。

今回の面談では、登校時間を10時とし、教室とは別の部屋で個別の指導を受けるという案に辿り着いた。
個別の指導においては、学校として、こんなことができるという案をいくつか提示し、保護者に選んでもらうようにした。学校にもできること、できないことがあるから、

できないことはできないと説明した。

「どうして来れない」より、「どうしたら学校に来れる」という質問で学校復帰のきっかけをつかめる生徒もいるということです。うまく学校復帰につながることもあるということです。


春、環境の変化が学校復帰につながることもあるよね。

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明日、春が来たら、学校に行けるかもしれない。