21世紀の働く若者へのエール

日頃から、生徒に「やりたいことを仕事にしてほしい」と話している。
やりたいことが、人に喜ばれ、報酬が得られるといい。

しつこくなるが、「やりたい仕事に就く」ではなく、「やりたいことを仕事にする」なのだ。

「21世紀の働く若者へ贈るエール」というタイトルでエッセイ募集があったので、応募しようとあれこれ考えてみる。

先日の友人との電話。

食品加工会社に勤務する高校時代からの40年来の友人は、「若者が、また一人、辞めてったよ」と嘆く、「同じくらいの報酬をもらえる仕事は他にもあるからね。特にこの会社にも、この職種にも拘りがないからさ」と。

 この話を聞いて、「私も教員志望の学生も不足しているんだよね。とりわけ、北海道では勤務地の問題もあるし、その上、時間を問わない激務と感じることもあるのだろうね、やりたい気持ちより条件の厳しさの方が上回ってしまうのだろうな」と。

 価値観が多様化する中、勤労観・職業観も僕らが若かった昭和の時代とは変わってきているだろうから、そんな若者にどんな応援をしてあげたらよいだろう。

「我慢は報われる」とか、「一つの仕事をやり遂げる」とか、「仕事の辛さは当たり前」など、そんな根性論ではエールにならないだろう。

 今、言えるのは、「やりたいことを仕事にしていますか?」ということだろうと、考える今日でした。

 長女は、これが主題歌のドラマを見て、看護師を目指したそうだ。

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この本を読んだ時から、僕の人生観は変わった。