生かされること 生きること 21(自分史)
22 命⑮~中咽頭癌 2
治療方法は3つ。
1つは、放射線による治療
2つ目は、化学治療、所謂、抗癌剤による治療、
3つ目は、手術。
受診の際、医師から「お久しぶりだね」と。20数年前に上咽頭の治療をした時に面倒をみていただいた医師のうちのお一方だった。今では、教授になられていて、時の流れを感じた。また、覚えていていただいたことをうれしく思った。
放射線は、上咽頭の時に使っているので、2回は使えない。20数年経過していても、使えないほどの強烈なものだということ。
抗癌剤は、奇跡的に効くこともあるが、癌の進行を遅らせるもので、根本的に治療するものではないということ。
手術は、首から切っていて、顎の骨を外し…太ももから肉を持っていて移植するなどの大掛かりなもので丸一日かかるのとのこと。後遺症も、飲み込めなくなったり、話せなくなったりというようなことがあるかもしれないと言われた。仕事を続けることは難しくなるかもと。このような状況であれば、抗がん剤をと考えるのだが、先述したように根本的な治療ではない。
「抗癌剤治療を選択した場合、奇跡が起きなかったら、どうなりますか?」
「今の状況から考えれば、1年半くらい」
「どうなるんですか?」
「ひどく出血して……」という回答だった。
1年半は、あまりに短すぎた。
後遺症のリスクは覚悟で手術を選択した。
次男と院内のレストランでカツカレーでランチ、言葉が出てこないまま、カツの半分を次男の皿に乗せた。
そう一人で初めから協力者を期待しちゃ何もできないよ。
最近のおやつはこれです。
あいみょん、好きです。