学校だよりの原稿「主体性を大切にする3つの理由」

本年度の最初の学校だよりです!

 

主体性を大切にする3つの理由があります。1つ目は「社会から求められる資質」、2つ目は「南学田小学校の教育の継承」、3つ目は「……」

令和5年度がスタートしました。様々な機会にお伝えしているように、教職員が心一つにして、「生徒の主体性の育成、心ときめく笑顔の教育」を推進してまいります。

どうぞよろしくお願いします。

 さて、なぜ、繰り返し繰り返し、「主体性!、主体性!」と叫ぶのか?その理由は?

理由は3つ!

理由1「これから生きる社会で求められる資質だから」

主体性のある人は意欲的に物事に取り組みます。自己研鑽に励み、仕事や多様な取組に対するモチベーションも高いと考えられます。自分に期待されている役割を理解し、自ら目標を設定するとともに、達成のための最適な行動を考え実行する人材が、正解のないこれからの社会で求められると思います。

理由2「南学田小学校の教育の継承」

私は1970年、栗山町の南学田小学校に入学しました。この学校は、小学生だった自分が今も鮮明に記憶に残っているほど、「主体学習」という指導方法を研究し実践していました。

授業がすべて児童主体であり、時に児童の代表が授業を進めたり、日常的に班学習が取り入れられていたり、そこには現代で提唱されている「主体的で対話的な深い学び」がありました。小学校での6年間の学びの中で培った「主体性」が今の自分の生きる力の基盤であると考えています。この教育の要素を教育に携わったものとして継承したいと強く思います。三笠中学校の「学びのスタイル」を通して、実生活で大いに発揮する「主体性」を育てたいと思います。

そして、最後に……

理由3「人生を楽しくできる」

「あれをしなさい」、「こうした方がよい」とあれこれ、指示され、こなす生き方をどう思いますか?私は楽しく思えません。自分の人生ですから、条件、制限、期待、役割等を考えながら、自分の導いた答えに強く正しく生きることが大切だといつも考えています。

自分の生き方を他人に委ねることなく、どのように生きたいのか、どのようなキャリアを積みたいのか、目標を持ち、主体的に適宜適切に判断しながら、理想に向かう生き方が楽しいと思いませんか?

生徒会の年間テーマは「努力は、明るい未来をもたらす」と聞いています。生徒の皆さんが明るい未来に向かって、どのような努力するか、主体的に考え、主体的に実行してほしいと期待します。

私も、随分、年齢を重ねてきましたが、「このまま死なねぇぞ~」「未だ生を知らず、いずくんぞ死をしらん」、生徒一人一人の笑顔のために、主体性を大いに発揮し続ける1年にしたいと思います。