知識・技能に止めない

昨日,高校からの友人と電話で話す。

服飾関係の最前線で仕事をしている友人で,

たくさんの有益なお話しができた。

1つは,学校における制服の話。これだけ安価で良い製品が出てきている世の中で,制服はどうか?ということ。制服は,未だに高くて当たり前,数万円であってもそれに意見をいう人は少ない。この当たり前を当たり前のままにしていてよいのかな~という話。

2つめは,生きる力の話。社会が求める力を義務教育の中でも育成できないのかということ。

もちろん,意識はしているものの,知識・技能の習得,記憶中心というのは間違いない。

知識・技能を取得する過程での学び,そこに汎用的な能力の育成という観点から,身につけさせたい能力を明確にして学習活動を工夫することが必要なのだと思う。
例えば,織田信長の政策について調べて記憶する,それが教科の目標とする。そして,その調べる過程においては,タブレットでの検索の仕方や調べたことを分かりやすく編集する能力の育成を目標して位置付け,その目標の達成のためにも意図的に指導する。評価するという感じになるのだろうか?

また,生徒も織田信長の政策をただの記憶に終わることなく,自分の生き方に転化できるとよいのだろうなあと思う。

話ながら,話した内容の重要性を実感しながらも,さて,どのように教育課程や指導計画に位置付けていくか?悩む,考える。