不登校を考える 4 行きたくなる学校!
多様な要因が絡まって,「学校に行けない」というケースではなく,
「積極的に学校に行かない」ケース!
「学校に行くよりやりたいことがある,だから,学校に行かない」という気持ちを否定しないし,それどころか,それほど夢中になれることがあるというのはよいと思う。
さらに,それが将来の自立につながることであれば,その生徒の立派な生き方だ。
スポーツ選手や芸能活動をして人は,どのくらい登校できているのか?そんなことは問題にされてない。
これまでも書いてきたように,学校に来るが当たり前ではなく,生徒にとっては学校に来るよりずっと大事なものがあったりする時代,社会。
生徒の多くが学校に登校することよりやりたいことに夢中になり,そして,教室にいる生徒が少数になるとなっても,何ら不思議はない。
もちろん,やりたいことを自立レベルまで高めることはかなり難しいことであるとは思うが。
こう考えると,僕らは生徒が来たくなる学校づくりをしなくてはならないということ。そのため,生徒のためと言いながら,大人の都合が優先される状況を極力なくし,生徒に寄り添い,生徒が主体性を発揮できる学校にするということ。
生徒の今ではなく,将来の自立を考えて指導するということ。何か課題を抱えている生徒が今,そのことを改善できなくても,「いつか,きっと」,変わってくれる,解決してくれると信じて寄り添うことができるということ。
今回の学校だよりに次のようなことを書いた。
「もちろん,3年間通して貫いた頑張りは大いにアピールできるでしょう。しかしながら,落ち込む時期を経て,自分のよさに気が付き,そこから努力したことも素晴らしいことだと僕は思います。
もっと言うなら,落ち込む時期があったからこそ,気づける,輝けるということもあるということです。」
今日,看護学院で,初めて対面での講義をした。
90分という長さに,研究所での講義を思い出した。時間の配分が難しい。
そして,生徒の皆さんは,具体的にやりたいことを見付けて,ここで学んでいるのだろうなと思うとうれしくなった。
講義の振り返りを書いてもらった,いろいろなことが書かれていて楽しかった,うれしかった。そのまま日常で使えるあれこれを伝え,練習してもらいたいと思ってる。
学生からぜひと紹介されたYouTube!「平成フラミンゴ」
「沼る」という言葉を初めて聞いた。
学生が今,読んでいると書いていた本。