不登校を考える 2 学校復帰については解決志向で

学校復帰を目指すことを考えてみる。もちろん、何がなんでも学校復帰させる必要があるとは思っていない。前回も述べたように学校に来ない人生もありだ。
その上で、敢えて、学校復帰について考える。正解などあるわけはない。結論もなく、今、思う事をとりとめもなく書く。書いている中で、何かヒントに辿り着けばと幸いだ。

不登校生徒の保護者と生徒指導担当教諭の面談に同席した。
生徒指導担当は、「学校に来れない理由は何か、言っていますか?」と尋ねた。

理由を質問することはあまり意味がないと僕は思っている。

というもの……

友人とのトラブルなど、学校に来れない理由が明確で学校内のことであれば手立てを講じることができるだろう。しかし、全てがそのようなケースでない。

例えば、何だか分からないけど足が向かないとか、理由が家庭内の問題など学校の限界を超えているような場合は、その理由の解決は難しい。解決されないから、学校復帰には繋がらない。

教育研究所に勤務して学んだのが、「解決志向アプローチ」

 

理由を尋ねるのではなく、

「登校できる日はどんな日か」

「どのようにすれば登校できるか」
と、登校するための手立てについて、保護者と共に考えることがいい。

今回の面談では、登校時間を10時とし、教室とは別の部屋で個別の指導を受けるという案に辿り着いた。
個別の指導においては、学校として、こんなことができるという案をいくつか提示し、保護者に選んでもらうようにした。学校にもできること、できないことがあるから、

できないことはできないと説明した。

「どうして来れない」より、「どうしたら学校に来れる」という質問で学校復帰のきっかけをつかめる生徒もいるということです。うまく学校復帰につながることもあるということです。


春、環境の変化が学校復帰につながることもあるよね。

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明日、春が来たら、学校に行けるかもしれない。

不登校を考える 1 消極的な不登校 積極的な不登校

何回かに分けて、不登校について考えてみたい。

平成14年から教育行政の仕事に就いて、15、6年は不登校についての調査研究が大きなプロジェクトだった。

適応指導教室の現状を調査したり、学校復帰までの手立てを研究したり、やりがい感じる仕事させてもらった。

しかし、この頃の不登校の状況と現在とでは随分違う。

この頃は、学校に来ることが前提で、登校したくても来ることができない生徒だった。理由は様々であり、複合型とか言って理由など明確にできない生徒も多かった。不登校になってしまったのであり、「消極的な不登校」であった。

 

今は、来る気になれば登校できる不登校生徒も多い。学校より家がいい、だから、学校に来ない「積極的な不登校」。もちろん、消極的な不登校生徒もいる。

価値観が多様化し、学校の価値も人それぞれ、家庭それぞれになる中で、学校に行かないことも、より認められるようになったように思う。学校に行かない選択もありだと学校人の僕でさえ思う。

来れない生徒、来ない生徒、そして、教室に生徒がいなくなったなんてことになりかねないと思うこの頃です。
今日はこの辺で!

今日はこれを読みましたよ。

 

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文科は学校に来ることが当たり前で書かれているように思うがどうかな?それこそ、当たり前か!

もちろん、学校には行った方がよいと僕も思っていますよ。

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この動画、この頃、喉がず~っと痛くてね、それでも「癌」だなんて思わず、唄ってたんだよ。

 

 

 

 

いつかきっと みんな今よりよくなりたいと

この辺で,もう良いかな?

と思うことがある。まあまあ,校長にもさせていただいたし,職場も楽しいしね,このあたりで満足してもよいよね,

と思うのだが,納得しきれない自分がいて,

「まだまだ~!」と,

僕をけしかける。

もっと生徒が生き生きできる学校にできるのでは?

もっとたくさんの人に共感いただけるものが書けないか?

この2つのことが達成できれば,ほぼ納得の人生になると思っている。

この2つが,58歳の「いつかきっと」だ。ただ,学校については,時間の制限が近づいてきて,「いつかきっと」ではなく,「いますぐにだ」

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生徒についても,学校に来ない子,来れない子,授業中に寝ている子,目標がはっきりしない子,わりとうまくやっている子も,決してこのままでよいと思っているとは思わない。「もっと,よくなりたい」と思っていると。
僕らはその現状,今の姿を捉えて,あれこれ言うより,「もっと,よくなりたい」と思っているはずだと信じてかかわりたい。「もっと,よくなりたい」という気持ちを引き出し,応援してやるのがいいと思う。

寄り添い,「もっと~」なのか,耳を傾けてあげたいね。

 

中古品が出てるんだな~。

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知識・技能に止めない

昨日,高校からの友人と電話で話す。

服飾関係の最前線で仕事をしている友人で,

たくさんの有益なお話しができた。

1つは,学校における制服の話。これだけ安価で良い製品が出てきている世の中で,制服はどうか?ということ。制服は,未だに高くて当たり前,数万円であってもそれに意見をいう人は少ない。この当たり前を当たり前のままにしていてよいのかな~という話。

2つめは,生きる力の話。社会が求める力を義務教育の中でも育成できないのかということ。

もちろん,意識はしているものの,知識・技能の習得,記憶中心というのは間違いない。

知識・技能を取得する過程での学び,そこに汎用的な能力の育成という観点から,身につけさせたい能力を明確にして学習活動を工夫することが必要なのだと思う。
例えば,織田信長の政策について調べて記憶する,それが教科の目標とする。そして,その調べる過程においては,タブレットでの検索の仕方や調べたことを分かりやすく編集する能力の育成を目標して位置付け,その目標の達成のためにも意図的に指導する。評価するという感じになるのだろうか?

また,生徒も織田信長の政策をただの記憶に終わることなく,自分の生き方に転化できるとよいのだろうなあと思う。

話ながら,話した内容の重要性を実感しながらも,さて,どのように教育課程や指導計画に位置付けていくか?悩む,考える。

今日は休講に 張り切っていただけに残念

今日の看護学院での講義は諸事情により休校になった。

ワクワク、ドキドキ張り切っていただけに、

新たな出会いや朝鮮にときめいていただけに、

残念。今後、日程を調整して必要な単位数を確保したい。

とりわけ、本業に影響がないようにする。

前期は、聞く・話す、書く、読むの言語能力の育成。
テストで点数を取ることとは、無関係で、実社会で使える言語能力の育成が目的。
より深く聞いたり、読んだりできるようになること。

より伝わるよう話したり、書いたりできるようになること。

この2つのことを目標にする。

とりわけ、今日は、目的に応じて読み方が変わることや、

読書は、読んで自分の考えをもってこそということをやろうと予定していました。

お楽しみは、来週となりました。

ワクワクしながら、再度、お勉強して、その日を待つことにします。

長女はこの曲が主題歌だったドラマを見て、看護師になろうと決めたらしい。

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今、ほしいのは、爽快に吸い取る掃除機なんです。

何かおすすめはありますか?

 

 

人を変えるなんて、とっても無理なんです

職場には、いろんな長所を持つ人、いろんな苦手な持つ人がいて、人柄様々な人たちと仕事をしている。

その人柄によっては、職場にとって、不都合なものもあって、何とかしたいと思う。

例えば、会議でやたらと発言をする人。本人はよかれと思って、持論を述べるわけだが、会議時間短縮の観点から言えば、よろしくない。ほぼ結論が出ているような時に、

話し出されると、うんざりすることも。

しかし、この方は会議でものを言いたい人だから、それを変えることなんて無理。
ただ、その人の会議で長々話すという本質が変わらなくても、会議で必要以上にしゃべらなくなれば、それでいい。
だから、会議の前にその人が反応しそうな議題を推測し、

「次の会議のこんなことが議論になりそうなんだけど、どう思う」

と意見を聞くようにした。

そして、「わかった」と意見を理解したと伝えるようにした。

適宜このような機会を持つことによって、この方の発言が大幅に減り、会議時間もかなり短くなった。

.自分の意見を言いたいという本質は変えられていないけど、かかわりを工夫することで、会議時間は短くなったわけだ。これでいいのだ。

会議時間の短縮が目的だから、 本人の資質が変わらなくてもそれはそれでいいということ。
また、その人のそのような人柄など変えることなどできない。変えようなんて思わないで、どうなればよいのかを考えてかかわりを工夫する。

ということでどうだろう?

 

いつまでも若くありたいと思ったり、

あ~あの頃に戻ってみたいと思ったり。

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今日はとっても暖かくて、コンバースを履いて、

ワクワク駆けたい気分になる。

 

絶対、良くなると信じてこそ

生徒と粘り強くかかわれるのは、その子が絶対よくなると信じるから。

教員になって、1年目、当時の校長が、

「裏切られても、裏切られても生徒を信じること」と教えてくれたが、

良くなると信じてこそ、裏切られて、また、かかわることができる。
生徒にも生徒の都合があるから、「改善せよ」と言われて、すぐに直せないこともあるだろう。

 「今、直せなくても」「18歳になったら分かるかも」「絶対、良くなる、理解できる」

こんな情熱をもって、生徒にかかわってきた。
こんな気持ちがあったからこそ、時に厳しく、情熱を持続することができたと思う。

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昨日、生徒と話した。
「応援しているよ」と伝えて、3つの約束をした。
1 時間を大切にすること。
2 授業に一生懸命取り組むこと。

3 笑顔で生活すること。

「いつか、きっと」、笑顔で生活できる人に……!

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